皆さま、少し遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。『ファントムブレイカー：オムニア』の
開発プロデューサー兼ディレクター、サカリPです。

前回はロケパンのGパンダさんに原稿を書いていただきましたが、いかがでしたか？
ロゴデザイン案はどれもなつかしいですね。
どの案にもタイトルの後ろに七角形が描かれていますが、
この記号は、物語の設定に関連していたので初期段階から入っているのです。
とはいえ、ものすごく重要な内容という訳でもないので
あまり気にしないでください。
それなら書くなという話ですが。（笑）

話は変わりまして、
先日、日本のメディアのインタビューを受けました。
その記事は『電ファミニコゲーマー』さんに掲載されています。

https://news.denfaminicogamer.jp/news/220117a

過去、この小話で語ったこと以外にも
私が普段どんなことを考えて仕事をしているかが
分かるような内容になっています。
日本語だけなので、海外の方には読みにくいと思いますが、
よろしければお読みいただけると幸いです。
英語に翻訳しての転載許可が下りれば
ロケパンさんに訳してもらえるんですけどね。（無茶ぶり）

上のインタビューで話していることは、
もしかすると海外の方にとっては当たり前の内容かも知れません。
ですが、島国で、更に独自文化で突き進むことができた日本では
価値観が異なることが多く、
当たり前のことが当たり前にできない側面があります。

「グローバル化が叫ばれているのに国内の動向を重視してしまう」

なんてのはよくある話ですね。
そもそも「グローバル化」とわざわざ叫ぶこと自体が
もう既に恥ずかしいのですが。

もちろん全てが全て、世界に合わせる必要はないと思っています。
過去、世界を見据え、世界市場に向けて開発した
日本のゲームがうまくいったことはないんじゃないでしょうか。
これはひと昔前にあった勘違いが原因ですね。
日本人が海外製のゲームを真似して作ってもダメなんです。
肝心なのは、日本的な視点で、日本らしいゲームを作り、
それをどう海外に発信していくか、だと思います。

そういう意味でも、今回ロケパンさんとパートナーを組んで
ゲームを生み出せたのはとても幸運でした。
『オムニア』を始めとしたファントムブレイカーシリーズに限らず、
また何か一緒に仕事ができると嬉しいですね。
まだ発売していないのに終わったように語っていますが……。

さて、またまた話が変わります。
過去のこの小話でも取り上げたように、
オムニアの新キャラクター（近日公開！）については
過去作のストーリーモードでは描かれる機会がなかったので、
唐突に参戦しているような状態です。
まさに「〇〇参戦！」な感じですね。

そこで、新キャラクターが美琴たちの前に初めて姿を見せたときの
エピソードをWEBコミックにして無料で公開しようと思っています。
場面としては、『ファントムブレイカー：エクストラ』で
ソフィアたちと出会った美琴が紆余曲折あって
ファントムと対峙するところからになります。
言うならば、『エクストラ』の
ストーリーにおけるファイナルバトルですね。
タイトルは『Phantom Breaker: Omnia　-First Contact-』です。

コミックは、オリジナルのキャラクターデザインを手がけた鈴平さんでも、
インゲームのイラストレーターでもない、
新進気鋭な方によるものなのですが、
スピード感あるタッチがとてもカッコイイです。
原作は私がやっていますので、
そのあたりもご安心いただければと思います。

公開する日が待ちきれなくてチラ見せしちゃったり。

掲載する場所については現在調整中ですので、
詳細が決まりましたら改めてアナウンスさせていただきます。
お楽しみに！

それでは今回はここまで。
次回は新キャラの発表後、
それについての小話を書ければと思います。
ごきげんよう。

“サカリPの小話！『ファントムブレイカー：オムニア』”では、裏話や実は…な話などを不定期にご紹介していきます。
次回の更新をお楽しみに！